男性不妊について

一般に、妊娠を希望されているご夫婦の約半数が男性側の原因といわれます。
しかし、当院での状況では、実にご夫婦の75%が男性側の原因になっています。
近年、男性の精子数が減少していると盛んに報道されるようになりましたが、 まだまだ、一般の方々の認識は低いようです。
精子について
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男性には精巣があり、思春期になると、男性ホルモンの分泌が活発となります。
すると、精巣内にある多数の精細管という細い管の中で精子は作られるようになります。
まず、精子の元になる大きな丸い細胞(精祖細胞)が分裂をくり返して小さな丸い細胞(精子細胞)になり、その細胞からシッポがはえてまさに「おたまじゃくし」型の成熟した精子になります。
元の清祖細胞から精子が作られるまでの過程には約74日間かかるとされています。
こうしてつくられた精子は、その後、精巣上体という部分に集められ、この中を約14日間かけて移動しながら運動能力や受精能力を獲得していきます。
女性の卵巣で作られる卵の数は生まれつき決まっていて限りがある(有限の卵子)ですが、
男性の場合は精巣の機能が衰えない限り精子は作り続けられます(無限の精子)
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必要な検査
精液検査を受けていただきます。その結果に応じて治療法が決めらます。
●男性のホルモン測定
精巣内での精子を作る能力の程度を評価するために以前から行われている一般的検査で、血中LH、FSH、テストステロン、の3種類のホルモンを測定します。
●精液検査と精液所見
通常、2日間程度の禁欲の後マスターベーションにて精液を自己採取していただきます。
当院を含めて多くの施設では、男性の心理的負担を考慮した専用の採精室が用意されています。
採取後の精液は30分間程度時間をおいて十分に液化した状態で、精子数や運動率を検査します。
自然な夫婦生活にて妊娠可能な精液所見の基準は、
- 精子濃度(1mlの精液中の精子の数):5000万以上、
- 精子運動率(全精子中の動いている精子の割合):50%以上、です。
尚、精液所見は検査の度にかなり数値が変動します。
基準の値を下回ったときは必ず再検をし、普段の状態をより客観的に把握することが大切です。
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