2015.12.08

リラクゼイション


アロマセラピー

アロマセラピーは代替医療のひとつです。「アロマセラピー」というと香りを楽しむだけと思いがちですが、実は精油(香りのあるハーブのエッセンス)の薬理作用を利用した自然療法の一つです。
ヨーロッパの一部では代替医療として認められ保険診療も可能になっています。

代替医療=Alternative Medicine(オルタナティブ・メディスン)自然治癒力を尊重した医療法で、
 伝統医学なども取り入れた医療。漢方や鍼灸も含まれます。

 

対応と治療法

 

アロマセラピーの効果

アロマセラピーと言うとまず思い付く言葉は「リラックス」。実際、「リラックスしたい」といった時にも使えます。最近ではアロマセラピーのリラックス効果が、脳波の測定や自律神経系の機能検査で検討されています。その他にも、筋肉の緊張をほぐしたり、免疫力を強化したり、殺菌したり、皮膚の再生を助けたりなど、アロマセラピーは使い方によっては様々な効果が期待できます。

精油について

アロマセラピーでは様々な精油(エッセンシャル・オイル)を使用します。使用される精油は、もちろん高品質で安全でなくてはいけません。特に、医療現場で使用される精油は有機農法または無農薬で栽培されたハーブから抽出したもので、100%ナチュラル、それに加え、製造行程の管理、成分分析も厳重になされたもののみです。これらは香りを愉しむだけでなく薄めればマッサージに使用する事も可能ですし、種類によっては飲用することも可能*です。
*外用は医療関係者、または専門家に相談してください。また、飲用はもっと慎重で無くてはいけませんから、基本的にはお勧めしてません。

精油は嗅覚を通して脳に刺激を与え、マッサージに使えば皮膚を通して血中に入って効果を示します。アロマテラピーを始めたければ、まず安全な精油が必要です。市販の精油には100パーセント合成品のものもありますし、油で希釈され販売されているものもあります。こういった精油はかえって身体に害をなすこともあります。注意しましょう。

 

お一人お一人に合わせて

女性外来では、アロマオイルをお一人お一人の体調に合わせて調合し、リラクゼーションに使用しております。

 

MFCで出産された方へ、サノフロール社のオイルを用いたリフレクソロジーを施術しております。
産後のリラクゼーションにとても効果が出ています。

 

安全な精油

以下の2社の精油は高品質と考えます。また、成分分析まで行う、ケモタイプ精油を扱っている数少ない会社でもあります。

 

サノフロール(フランス)
フランスの厳しい基準に基づいた精油。ケモタイプ表示、成分分析表無料提供、フランス農業省認定「AB」ラベル(有機栽培原料使用認定ラベル)あり。日本でも医療用精油として使用されており、MFCでも購入できます。


プラナロム(ベルギー)

成分分析表無料提供、ベルギーを本拠地にしており、栽培、製造などの管理も厳密。精油にケモタイプといった概念をはじめて取り入れた会社で、信頼性も高く日本でも医療用精油として使用されています。

 

ラベンダーのお話

アロマセラピーと言えば、誰でも思い出すのはラベンダー。ラベンダーはローマ時代から使われていたハーブです。
このラベンダーにも実際は数種類あり、その種類によって含まれる成分が大きく異なりその作用も違ってきます。
例えば、真正ラベンダーとラバンジン、ラベンダー・スピカは成分が大きく違います。リラックスする作用は真正ラベンダーが格段に優れています。
真正ラベンダーの精油は酢酸リナリルの含有量が多く、鎮静効果が高いと考えられます。
リラックスしたいとき、この真性ラベンダーをティッシュに落として身近に置くのは一番気軽に出来るアロマセラピーでしょう。真正ラベンダーはホホバ油やアーモンドオイルで薄めて使えばマッサージに使えます。(実際に薄めてマッサージするのには濃度の調整やアレルギーテストが必要です)
スパイクラベンダーは皮膚の薬として使用されます。ラバンジンはスピカと真正ラベンダーの中間の成分をもちます。この様にラベンダーにもいろいろあります。
しかしながら、ラベンダーの香りは日本人の場合「好き」と感じるのは半数強のようです。ティッシュに落として香りでリラックスするだけであればオレンジ・スウィートやプチグレンなどの方が良いかもしれません。

 

 

呼吸法と健康

体の機能に働きかける心理療法 呼吸法

心理療法には様々な種類ものがあります。その中でも体の機能に働きかける方法をボディーワーク系のセラピーと言います。
*代替医療=Alternative Medicine(オルタナティブ・メディスン)自然治癒力を尊重した医療法で、伝統医学なども取り入れた医療。
 漢方や鍼灸も含まれます。

 

 

呼吸
  • 呼吸は寝ているときも止まりません。通常このような動きが出来るのは自律神経に支配された平滑筋なのですが、呼吸に関係している呼吸筋は横紋筋です。横紋筋は脚や腕の筋肉と同じで意識的に動かすことの出来る種類のもので、通常、自律神経の支配は極弱いものです。
  • 呼吸は生命維持にとって大変重要な機能なので、意識による調整だけでなく無意識の調整の両方が出来るようになっているのです。
  • 呼吸は身体的な反応だけでなく意識(感情)とも深い関わりがあることが知られています。

身体との関係
  • 息を吐く:柔軟性が増す
  • 息を止める:力をいれやすい

 

江戸時代の禅僧である白隠禅師はその著作のなかで「心は心をもって制することはできない、呼吸をもって心身を養え」と語っています。また、禅、ヨガ、気功などでも呼吸については重要視されており、その基本となっています。呼吸法には様々なものがありまが、ここでは、そのなかでも自分で日常的に利用できるものとして腹式呼吸をご紹介しましょう

 

 

 

 

心との関係
  • 不安な時:浅く早い呼吸
  • 落ち着いているとき:深く静かな呼吸
  • 怒っている時:浅く荒い呼吸

 

 

腹式呼吸
  • 腹式呼吸には二種類あります。順腹式と逆腹式です。ここでは一般的な順腹式呼吸について説明します。

  • 息は鼻から吸います。その時に腹に力を入れて下腹部を膨らませます。そうして、ゆっくりと、細く開けた口からゆっくりと息を吐き、下腹も徐々に元通りに縮めます。吐く息に意識を持っていきましょう

  • この様に、呼吸の度に下腹を張ったり、縮めたりして練習します。意識は臍下3~4cmのツボ(丹田)に持っていきます。この腹部の動きを逆にしたものが逆式腹式呼吸です。

  • 腹式呼吸は横隔膜の上下運動により内臓の血流を良くします。また自律神経機能が安定する(心拍変動計数が上昇)ことや、暗算試験の成績上昇が確認されています。また、動物実験で脳のセロトニンやβエンドルフィンの値から気分の安定が推定されており、人でも主観的に情緒の安定を感じるとの感想が多く見られます。