2015.12.08

月経前症候群


月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん)

月経前症候群(PMS)とは「生理前は絶不調になってしまう!」という疾患です。

PMSについては1931年 Dr.R.T.Frankにより初めて医学論文として報告されました。その後、「アメリカ精神医学ジャーナル」誌上で、《「日常生活に支障をきたすほど深刻な諸症状の周期的な出現」があり、「それらの症状が月経前になると必ず現われる状態」を月経前症候群(PMS)》と定義され、一般に認められた疾患となりました。

 

 

一般に月経のある女性の50%は月経前に精神的、
 肉体的な様々な不快な症状に悩まされると言われています。

これらの症状が大変強く、そのため、周囲に誤解されたり(怠け者とかヒステリー持ちとか)、十分に自分の能力を発揮できない場合があります。そうなると、その女性は自分を卑下したり責めるだけで、自分も周囲も、より幸せになれるという可能性を放棄してしまいます。
PMSはセルフケアで半数の人が改善すると言われています。自分はPMSかしら?と感じた方どうか参考にして下さい。

 

 

月経前症候群(PMS)の主な症状。

月経前症候群(PMS)では上にあげたような症状が、月経にあわせて周期的に現れます。また、この症状は月経前の1から2週間にみられる事が多いのですが、人によっては月経が始まってからも数日は症状が認められることもあります。
月経の周期にあわせてくり返し症状があらわれることが月経前症候群(PMS)の一番の特徴です。

 

 

身体的症状

精神的症状

 

月経前症候群(PMS)への対応(治療)

月経前症候群を軽減させる方法はいくつかあります。どれも不快な症状ですが、反面、体の健康な反応(卵巣の機能)が現れたものでもあります。ですから、対応(治療)はその不快な症状を完全に消し去ることを目的とせず、不快な症状によって引き起こされる問題を解決することに重点をおきます。治療に向かう場合も、セルフケアをする場合も、そのことを忘れずに取り組むことがなによりも大切だと思われます。

 

 

 

月経前症候群(PMS)への対応方法(治療方法)を5つのStepで・・・・

 

ステップ1
自分で診断してみましょう

 

月経周期に関係した症状かどうかを調べましょう。基礎体温表か、手帳に症状を書き留めます。頭痛、眩暈、イライラ、不安、、、などなど。できるだけ詳しく。月経の時期と症状の発現が本当に関係あるのかを確認するにはこの作業が絶対必要です。これにより、症状を客観的に見ることができるようになります。症状に振り回されないことが、PMSの軽減の第一歩です。

 

 

ステップ2
食生活をリセット

脂肪分、アルコール飲料、砂糖類、カフェインなどの摂りすぎが症状を重くします。野菜、大豆製品、海草、精製されていない穀類を摂るなど、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。PMSを軽減する食生活としては低脂肪食、大豆製品の摂取、ミネラル(カルシウム、マグネシウム、マンガンなど)、ビタミン(主にビタミンB)の豊富な食事が勧められています。

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ステップ3
適度な運動をしてみしょう

運動不足は現代人につきもの。適度な運動はPMSの軽減に役立つようです。
ウォーキングやストレッチ、ダンベル、ヨガ、太極拳など、自分にあった運動でいいので体を使うことをしてみましょう。

 

ステップ4
リラクゼーションをとりいれてみましょう

ストレスのなかで避けられるもの、避けられないもの、自分の捉え方でストレスとならないものなど分類しましょう。ストレスはすべてが悪いものではありませんし、時には避けようのないものもあります。基本的には、ストレスのない人はいませんから、リラックス(息抜き)の工夫をしたり、あまりつらいようならカウンセリングを受けるのも有効です。

 

 

ステップ5
ひとりではどうにもならないかな?と思うときは

病院で相談しましょう。鎮痛剤、安定剤、利尿剤、SSRI、ホルモン剤などを使って乗り切る。漢方薬を使う。自律訓練法などのリラクゼーション法を習得する。などの方法を主治医と相談していくことが可能です。