2015.12.08

臨床動作法


臨床動作法

臨床動作法は、「からだの緊張あるいは不調に対し、自分のからだをリラックスさせたり、調和を取り戻させ、さらに、良い方向に変えていくという」努力を行うことで体はもとより心の調和もとりもどすという方法です。

 

 

臨床動作法のはじまり・・・

動作法は、日本の心理学の草分け的存在である成瀬吾策先生により脳性麻痺の子供のリハビリ訓練、つまり動作訓練として生み出されました。ところがそのうちに、こういった体への働きかけが心にも様々な変化を及ぼすことに動作訓練の指導者達の間で認識され、心理臨床の場で応用され「動作訓練」をもとに、心理面の動きに注目した「動作法」が生まれてきたのです。

 

 

私、錦織と動作法との出会い

 

  • 九州大学の心療内科ではアーベントという勉強会が月に一回あります。そこでは大学外の講師による様々な講義や研修が行われています。いまから6年前、私はそのアーベントで現秋田大学教授 鶴 和代先生の講義で初めて動作法というものを知りました。
  • その後、「やすらぎ荘」の動作訓練キャンプ、九州大学教育学部針塚教授の指導を受け、臨床、および研究での実績を認められ2008年臨床動作士の資格を取得しました。
  • 現在、外来診療に動作法を組み込むだけでなく定期の動作法の集団勉強会を主宰。

臨床動作法の実際・・・

 

  • 何かを守る、戦う。心の動きと同時に体も反応します。以外と気がつかないのですが、体の様々な反応も心に影響しています。
  • 動作法では「体をゆるめる」「軸をたてる」といった基本的で地味な姿勢や動きを行い、心身の調和をはかります。
  • 動作法の適応には、老若男女、年齢性別の制限もありません。運動経験も問いません。その一方スポーツでもパフォーマンスの向上をねらって応用されることもあるという大変幅広い守備範囲を持ったものです。

 

動作法には

 

①腕あげ ②肩ゆるめ ③坐位練習 ④立位練習
⑤躯幹ひねり ⑥お任せ脱力などがあります。
このうち1)2)などは入門編としてよいかなと
私は考えています。


一つには、これらが日本人に多い「肩こり」などに有効だからです。成瀬吾策先生はいつも「50肩は腕あげを2−3セッションすることで治る」と言われています。(さすがに私はそこまでは出来ませんが)