2016.03.30

受精卵凍結保存・融解胚移植(バックアップ)


不妊症の治療

受精卵凍結保存法/融解胚移植

IVFやICSIにより着床可能と思われる形態良好な受精卵が数多く得られた場合、より高い妊娠の確率を期待するため多くの受精卵の胚移植を考えたい反面、一方では多胎妊娠の発生を最小限度に抑えるために移植する胚数の制限を考慮する必要があります。 このような相反する命題に対処するために、現在では1回の治療で胚移植する受精卵の数を1〜3個と限定しています。
日本産科婦人科学会の新ガイドラインによると、体外受精の後、移植できる胚の数は、「35歳未満であれば1個のみ」、「女性が35歳以上」、もしくは「35歳未満でも、これまで2回の胚移植でも妊娠が成立しなかった場合、3回目より2個を許容する」という、大変厳しいものに改められました。)
採卵周期に平均で5個から6個の受精卵が得られます。よって胚移植後に余った受精卵は凍結保存し、後の治療のために利用します。


卵細胞質内の水分の浸透圧を利用して脱水、-196℃まで冷却保存します。 

凍結保存法

高浸透圧溶液 + 耐凍保護剤

凍結保存法

液体窒素の中で保存

融解胚移植法

低浸透圧溶液

卵胞発育観察

子宮内へ胚移植

この融解胚移植による治療では、主に2通りの方法で行っています。

【ホルモン補充療法(HRT)】

月経1日目より卵胞ホルモンを服用して子宮内膜を厚くします。その後、黄体ホルモンを投与して着床に適した環境をつくります。月経15〜17日目に胚移植を行い、その後妊娠判定までの約2週間ホルモン剤の投与を続けます。

妊娠が成立した場合には、妊娠10週までホルモン剤をつづけます。

 

【排卵周期】

軽い卵巣刺激を行い、成熟卵胞を育てます。そして、卵胞が発育したことが確認できたら、排卵を促す注射を投与し、ホルモンの値から排卵時期を推定し、胚移植の時期を決定します。

 

ご夫婦の状況に応じて十分な話し合いの上で行っていくことが重要です。
顕微授精を受けられる方はARTセミナーを必ず受講して下さい。

 

 

お気軽にお電話ください。