2015.12.08

体外受精(IVF-ET)


不妊症の治療

体外受精(IVF-ET)

1978年イギリスで体外受精による初めての赤ちゃんが誕生しました。その後IVFは不妊治療の救世主的存在で、これまでに世界中で100万人以上がIVFにより誕生していると推察されます。本来は卵管の障害があり、卵管で卵と精子が出会うことのできない女性に対する治療法として開発されましたが、現在は、それ以外にも骨盤内癒着、男性不妊、免疫不妊、さらに受精テストにも応用されています。卵巣の成熟卵胞内より卵を取り出し、体の外で精子と出会わせ、受精卵となった胚を体外で数日培養し、その後、子宮へ胚移植します。

 

 

1.卵巣刺激

卵胞の発育を促して、確実に複数の卵を採取するためにお薬を用いて卵巣を刺激します。
基本的には2種類のお薬を用いますが、基礎体温の高温相から使い始め、採卵2日前まで続けていただきます。お薬の量などはお一人お一人で異なります。

2.卵胞発育観察

卵巣刺激により、いくつの卵胞がどの程度発育したかを知り、もっとも受精に適した時期に採卵を行うために必要な検査です。経腟超音波断層法と血液中のホルモン値により観察をします。

3.採卵

成熟した卵を経腟超音波法で確認しながら、採取します。
専門の麻酔科医による、全身麻酔下で無痛状態で行われるのが当院の採卵の特徴です。
所要時間は15~30分位で、MFCでは無菌状態に保たれた手術室でおこなっています。
また、日本で最初に超音波断層法を用いた採卵はMFC見尾院長によるもの(1984/鳥取大学医学部産科婦人科在籍中)で、その後、全国的に広まった手法です。

4.採精

卵が採取できた事を確認した後、ご主人に専用ルームで不潔にならないよう注意していただきながら精液を採取していただきます。採取していただいた精液から運動良好精子を選別収集し洗浄などの処理を行います。
※感染症の予防のためご主人にも抗生物質を内服していただきます。

5.媒精

採取した卵は卵のみで数時間培養した後、ご主人の精子とシャーレの中で一緒にします。
IVFでは1個の卵に約5万個の精子を加え受精のチャンスをつくります。受精はそれぞれの卵と精子の力ににより行われ、私たちが人為的に手を加えることはありません。

6.培養

受精卵を出来る限り女性の体内に近付けた環境で発育させています。MFCでは培養環境に独自の工夫をこらし、受精卵へのダメージを少なくしています。

7.胚移植(ET)

分割した胚を細く柔らかいチューブを用いて、子宮の中へ戻します。
胚移植後は子宮内を受精卵の発育に適した環境に保つため、お薬を数日間使用していただきます。

ご夫婦の状況に応じて十分な話し合いの上で行っていくことが重要です。
ARTを受けられる方はARTセミナーを必ず受講して下さい。

 

 

顕微授精(ICSI-ET)

 

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