2015.12.08

顕微授精(ICSI-ET)


不妊症の治療

顕微授精(ICSI-ET)

1992年ベルギーで始まったこの治療法は今や究極の不妊治療法として定着してきました。適応はIVFまでの不妊治療で妊娠不可能な重症の男性不妊および受精障害のご夫婦です。1個の卵に1個の精子を注入して受精卵に育て、その受精卵を 子宮に戻す方法です。受精の過程が異なるだけでそれ以外の卵巣刺激法、採卵法などは基本的に全てIVFと同じです。

 

 

1.卵巣刺激

卵胞の発育を促して、確実に複数の卵を採取するためにお薬を用いて卵巣を刺激します。
基本的には2種類のお薬を用いますが、基礎体温の高温相から使い始め、採卵2日前まで続けていただきます。お薬の量などはお一人お一人で異なります。

2.卵胞発育観察

卵巣刺激により、いくつの卵胞がどの程度発育したかを知り、もっとも受精に適した時期に採卵を行うために必要な検査です。 経腟超音波断層法と血液中のホルモン値により観察をします。

3.採卵

成熟した卵を経腟超音波法で確認しながら、採取します。
専門の麻酔科医による、全身麻酔下で無痛状態で行われるのが当院の採卵の特徴です。
所要時間は15~30分位で、MFCでは無菌状態に保たれた手術室でおこなっています。
また、日本で最初に超音波断層法を用いた採卵はMFC見尾院長によるもの(1984/鳥取大学医学部産科婦人科在籍中)で、その後、全国的に広まった手法です。

4.採精

ご主人に専用ルームで不潔にならないよう注意していただきながら精液を採取していただきます。採取していただいた精液から運動良好精子を選別収集し洗浄などの処理を行います。
※感染症の予防のため御主人にも抗生物質を内服していただきます。

5.顕微授精

採取した卵は卵のみで数時間培養した後、顕微鏡で注意深く観察しながら、各々の成熟した卵子に活発に運動し、形状も良好な精子を専用の極細い針状のピペットで1個づつ注入します。

6.培養

受精卵を出来る限り女性の体内に近付けた環境で発育させています。MFCでは培養環境に独自の工夫をこらし、受精卵へのダメージを少なくしています。

7.胚移植(ET)

分割した胚を細く柔らかいチューブを用いて、子宮の中へ戻します。
胚移植後は子宮内を受精卵の発育に適した環境に保つため、お薬を数日間使用していただきます。

ご夫婦の状況に応じて十分な話し合いの上で行っていくことが重要です。
ARTを受けられる方はARTセミナーを必ず受講して下さい。

 

 

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